高知市 I邸

思い出が詰まった
愛着ある実家
温もりと癒やしを
五感で感じる
築およそ150年の古民家

大切な実家を守りたい！
見事に蘇った心落ち着く空間

　高知市の住宅街に佇む、風情ある古民家。こちらはＩ様が生まれ育った、築およそ150年の古民家です。
　東京で童謡歌手として活動するかたわら、2カ月に1回ほど、ここでピアノ教室を開いているＩ様。実は以前、この家は雨漏りがひどく、外壁もかなり傷んでいました。「万が一倒壊したら、近所の方に迷惑をかけてしまう」そう心配したＩ様は改築を決意。しかし周りは「壊して建て直した方がいい」という意見ばかりだったといいます。相談した会社にも断られましたが、Ｉ様は家に入った瞬間に五感で感じる空気感を、どうしても壊すことはできませんでした。そんな時に出会ったのが、古民家再生のプロフェッショナルであるＭＩタウン企画部です。「再生する価値がある」と話してくれた同社とＩ様は意気投合。築48年ほどの増築部分も含めて、古民家に新たな息吹を吹き込むことになりました。
　家の中で大きく変わったのは、かつて田の字型に仕切られていた部分です。壁を取り払って障子に、畳は杉の床に変更し、開放的になりました。建具や梁はあったものを生かし、古き良き雰囲気を温存。一方、最新のシステムキッチンやトイレを新たに設け、暮らしやすさも両立。腐食対策や耐震対策も行い、新旧の良さが融合した温もりいっぱいの空間が完成しました。